2026.01.31

アートな下町、北加賀屋にあるシェアスペース「PUBLICA」で、子ども向けのロゴデザインワークショップを開催しました。
参加してくれたのは、尼崎市の学童保育の子どもたち。
自然豊かな農園に隣接した古民家スペースで、北加賀屋のロゴマークを作ってみました。
テーマは「感性」を育てること。
こんな流れで進めました。
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①北加賀屋のまちを見て回る
②机に広げられた様々なポスターから、ピンとくるものを選ぶ
③選んだポスターを見ながら、マジックでロゴをお絵描きする
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NENSHAが実際にロゴを作る時には2つのアプローチをします。
●論理的アプローチ…「なるほど」をつくる情報設計
●感覚的アプローチ…「なんかいいな」をつくる雰囲気設計
どんなに意味を持たせたロゴマークでも、お客さん一人ひとりに説明をして回れるわけではありません。でも、第一印象で「なんかいいな」と惹きつけられた人は、ロゴをよくみて意味を理解しようとしてくれます。
このワークショップで育てられるのは感覚的アプローチの方、言い換えれば感性です。
冒頭にも記したように、このワークショップの目的は、ロゴマークづくりの体験を通して「感性」を育てることです。
町の雰囲気や、世の中にある様々なエンタメに触れて心に感じたものを、言語化を通さずにアウトプットしてみることで、子どもが持つ「本来の発想力」の引き出し方が分かります。
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太いマジックを使って描くので、繊細な表現はできません。
これが最大のポイントです。上手い下手の差がつかなくなり、とにかく好きなように手を動かしてみる流れが自然につくれます。
「もう一個描いていい?」「描き直していい?」
大人が何も教えなくても、子どもたちは自分から新しい参考ポスターを取りに行って、どんどんアイデアを出すようになります。
たった1時間で、一人あたり3~4枚のロゴが出揃いました!

頭で考えると発想が狭まっていきがちですが、身の回りにある要素をヒントにすれば、想像は無限大に広がります。
子どもたちが、手作業の得意不得意というその時点での特性に関わらず、考えて生み出す楽しみを体験できる場づくりを大切にしています。
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<まとめ>
現代ではAIでもロゴマークを作ることができる時代になりました。これはデザイナーにとっても、論理的思考をサポートしてくれるありがたいツールです。
だからこそ、人間だから生み出せる価値は、作り手自身の人生背景から生まれる考え方や、思考の癖にあるとNENSHAは考えます。例えるなら、人からプレゼントをもらうとして、渡してくれた人のキャラクターやその人と築いた思い出という再現性のないストーリーが、本来の価値以上に「嬉しい」という感情を増幅させてくれるはずです。もらう側が人間である以上、全く同じものをネットで購入したとしても、同じ感情にはなりません。
感性とは、非合理的で理解し難い人間だからこそ使いこなすべき、言語よりも早いコミュニケーションツールではないでしょうか。
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